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【事例紹介3】92歳男性のピラティス器具を用いたビヨンド・リハビリプログラム〜車椅子移動から歩行器移動を目標に〜

当施設でのビヨンド・リハビリプログラムはどのようなものでしょうか?というご質問を多く頂きます。
本日は週に2回、ビヨンド・リハビリプログラムを受けていらっしゃるT様のプログラム事例をご紹介させていただきますので、是非ご覧下さい。

T様 92歳

正常圧水頭症の脳室腹腔シャント術後

・歩行困難(車椅子移動)
・左足に軽度麻痺
・立ち座り自立不可

 

【来院時の経緯】

T様は施設にご入所されており週に2回はご入所の施設にて歩行器による歩行トレーニングを実施していましたが、施設内での移動形態を車椅子から歩行器を使用した移動形態へとレベルアップしたいという目標からプログラムを開始する流れとなりました。

 

【プログラム開始時のご様子】

初回の身体評価では体幹や下肢の筋力低下により自力での立ち座りが難しく、また股関節や膝を完全に伸ばす事ができず立位でのバランス能力の低下がありました。
そこでビヨンド・リハビリプログラム60分 週に2回の実施でピラティス器具を用いて、体幹を安定した中での股関節分離運動、体幹筋力や下肢筋力の向上、座位保持~立位保持、方向転換時のステップ動作安定性の向上を目的としたプログラムの実施となりました。

 

【ビヨンド・プログラムの実施のご様子】

・ピラティス器具”リフォーマー”を使用した股関節分離運動
体幹を安定させた中での足の曲げ伸ばしにより、身体全体の軸の伸長とスプリングでの負荷による下肢筋力向上を目指す。

・ピラティス器具”チェアー”を使用した股関節分離運動
腰椎と骨盤を安定させ下肢を動かすことで座位バランス能力の向上を目指す。

その他、ベット上で理学療法士による他動での下肢可動域訓練や、骨盤や脊柱に対しての動作訓練、免荷装置を用いたトレットミルでの歩行訓練などをカスタマイズしながらその日のご体調によってプログラム内容を決定しています。

 

【現在のご様子】

プログラム開始約1ヶ月ほどで、股関節分離運動により体幹の使い方の向上がみられ、前方介助による歩行訓練から後方介助での歩行訓練でも徐々に安定がみられるようになってきました。

   

 

またプログラム開始3ヶ月後には体幹筋力や下肢筋力も徐々に改善が見られます。
さらに初回より前向きにプログラムを行っているT様でしたがさらに意識面でも変化があり施設内で車椅子に乗った状態でも下肢を動かしてみたりと
出来る事に取り組まれており、本当に素晴らしく思います。
膝や股関節の伸展については今後も課題ではありますが、私どもも引き続きしっかりサポートさせて頂きます。

 

【今後の目標】

今後のT様の目標を伺ったところ、
『自分の足で歩くこと』とおっしゃっておりました。
私たちもT様が目標に少しでも近づいていけるようにこれからもサポートさせて頂きたいと
思います!!

 

こちらの体験者の声も是非ご覧ください

【事例紹介1】脳梗塞女性へのHALⓇによるプログラム事例 | (beyond-reha.com)

利用者様の声 ~その1脳梗塞・脳出血編~ | (beyond-reha.com)

利用者様の声 ~その2その他の疾患編~ | (beyond-reha.com)

利用者様の声~腰HAL®プログラム編~ | (beyond-reha.com)

 

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