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麻痺の段階にあった訓練をすることが大切

積極的なリハビリには、麻痺段階にあった正しい訓練、そして磁気刺激両方などの治療法も有効です。

ステージ別訓練ポイントとリハビリを助ける療法

 

〈上肢・手指ステージ1.2〉腕と手の基本的な運動を中心に(1)

~訓練ポイントと注意点~
ストレッチや関節可動域訓練をすることで、可動域に制限を作らないことが大切です。
また、このステージの人は、麻痺のポジショニングで安定した状態を保つ姿勢がとても重要となります。
間違ったポジショニングをすると浮腫や痛みを生じやすくなります。
痛いから動かさない、動かせない、浮腫があるのに処置をしないなど負のスパイラルに陥り、関節可動域に制限が生じてしまうことになりやすいです。
痛みが落ち着いたころ、指が曲げ伸ばしできるようになったのに、関節可動域制限にために拳が握れないという人も多くいます。

 

〈上肢・手指ステージ3〉腕と手の基本的な運動を中心に(2)

~訓練ポイントと注意点~
屈曲方向に曲がってしまうことが多いため、手指・手関節・肘関節・肩関節のストレッチや関節可動域訓練がとても大切です。
このステージの人は、腕を上げようとすると、手を後ろに引き肩で腕を上げるような動作になる場合がほとんどです。
肩を動かさないで手を伸ばす訓練も非常に大切です。
曲げる動作のほうが簡単なので、物を引っ張ったり、握る訓練をしている人が多くみられますが、麻痺の無い手で補助しながら、ストレッチのような関節や筋肉を伸ばす訓練をすることも大切になってきます。

 

〈上肢・手指ステージ4〉動作が難しくなったらストレッチを

~訓練ポイントと注意点~
比較的、腕や指の曲げ伸ばしができるようになっていますが、すぐにつっぱるようになって動きを邪魔してしまう場合があります。
動きが鈍くなってきたら、手指・手関節・肘関節・肩関節のストレッチや関節可動域を広げるような訓練をしましょう。
ストレッチ→訓練→ストレッチを繰り返して下さい。

 

〈上肢・手指ステージ5〉日常生活でどんどん使用しましょう(1)

~訓練ポイントと注意点~
日常生活でどんどん使用してください。
腕も手指も曲げ伸ばしができるようになっていますが、すぐにつっぱるように動きを邪魔します。
動きが鈍くなってきたら、手指・手関節・肘関節・肩関節のストレッチや関節可動域を広げるような訓練をしましょう。
ストレッチ→訓練→ストレッチを繰り返します。ストレッチに始まりストレッチに終わるようにしましょう。

 

〈上肢・手指ステージ6〉日常生活でどんどん使用しましょう(2)

~訓練ポイントと注意点~
日常生活でどんどん使用してください。長時間使用した後にはストレッチをするようにしましょう。

 

 

 

上肢と手指のステージが違うとき

上肢と手指では、手指の回復の方が圧倒的に難しい為、手は上がるのに指が伸ばせない場合があります。
逆に指が動くのに手が上がらない場合もあります。

パターン①指は動くが手が上がらない

ほとんどの場合、肩関節が動く範囲(可動域)が制限されていたり、痛みのため手が上がらないか、筋力低下によるもの、あるいはこの両方が合併しているケースです。
肩の可動域制限や痛みがある場合は肩関節内注射(ヒアルロン酸、ステロイドなど)を検討するのも良い方法ですから、主治医に相談してください。
肩関節の可動域の改善には時間がかかります。
数か月間必要な場合も良くあることです。
肩関節を動かす運動を毎日コツコツ地道にやらなければなりません。

 

パターン②肩の可動域は問題ないのに手が上がらない

筋力低下をともなう肩関節亜脱臼がある場合がほとんどです。
低周波治療器で麻痺側の三角筋や肩関節周囲筋を刺激して手を上げる訓練をしましょう。
手がほとんど上がらない人が手を肩まで上げるのに一生懸に訓練しても、おおよそ半年はかかることが一般的です。
これも諦めずに継続していくことが大切です。

パターン③手は上げれるが指が伸ばせない

手を肩の高さ以上に上げられたり、肘の曲げ伸ばしができるのに指が伸ばせない人もいます。
このようなケースはより肘の動きを良くする訓練と、更なる改善を目的に手首、指を伸ばすようなストレッチや低周波治療機で手関節の背屈を促す訓練をすることが重要です

 

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当施設では一人一人の身体状況や目標に合わせ、その方に最適な方法を提示し、
自己選択することで個別性を大切にした運動・指導を提供いたします。

●麻痺によって日常生活に支障がある方

●今の日常動作をもっとスムーズに行いたい

●痛みなどで動きに支障がある方

 

まずはお気軽にお問い合わせください。

 

 

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