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【事例紹介1】脳梗塞女性へのHALⓇによるリハビリ事例 〜自宅では杖なしの歩行に挑戦できるようになりました〜

当施設を10カ月ご利用中のAさんの初回利用時から今までのお身体の変化についてまとめせさて頂きました!!

HAL®利用について迷われている方の参考になると思います。

是非ご覧ください。

 

初回来院時のご様子

【Aさん】脳梗塞左片麻痺 80歳代女性

Aさんの入院中よりご家族様よりご相談があり、退院後Aさんとご家族で施設見学に来て頂きました。

Aさんは、7ヶ月前に脳梗塞を発症し、左上下肢麻痺を呈していました。自宅生活は杖歩行にて、週2回の通所リハビリで運動を行っていました。

日常生活では麻痺側上肢を使用することが出来ず、歩行でふらつくため不安の訴えがありました。そのため、「麻痺側上肢をもっと動かせるようになりたい」「しっかり歩けるようになりたい」とのご希望がありNeuro HALFIT®プログラムを体験することになりました。

 

Neuro HALFIT®プログラム開始

初回プログラムでは、麻痺側上肢機能、歩行の確認を行いました。

麻痺側上肢に関して筋緊張が低下により、麻痺側肩甲帯が下制し腕全体が重いとの訴えがありました。また、歩行では麻痺側上肢・肩甲帯の重さにより麻痺側後方にバランスを崩しやすく、バランス保持のため両足を左右に広げたワイドベースとなり全身の緊張を高めながら歩行されていました。

そこで、麻痺側肩甲帯・上肢の安定化・機能向上を図る目的でHAL®単関節タイプを使用しました。所見にて、上腕三頭筋の筋収縮が乏しく、わずかな生体電位信号しか読み取れなかったので、プログラム開始前に手指や肩甲帯への感覚入力と麻痺側上肢の促通運動を図ってからHAL®単関節タイプを装着しました。始めはスムーズに動かず、筋へのタッピングや徒手アシストを行いましたが、生体電位信号を目で確認しながらフィードバックを行ううちに、徐々に生体電位信号の増幅が認められました。

また、HAL®単関節タイプにより、わずかな生体電気信号でもHALが増幅しアシストしてくれたので、持続的な収縮が入らない場面でも楽に肘の曲げ伸ばしを行うことができました。麻痺側上肢の運動の際に全身に力が入っていたAさんは好感触を得ることができたそうです。

プログラムの初回が終わるころには、臥位でHAL®単関節タイプと同期したスムーズな肘の屈伸運動が可能となり、少しですがHAL®単関節タイプを外しても肘の曲げ伸ばしが可能となりました。後日、Aさんより「ペットボトルが少しつかめるようになった。」とうれしいコメントも頂き、HAL®単関節タイプを引き続き使い続けることにしました。

経過

その後、週に1~2回ペースでNeuro HALFIT®を継続して頂きました。2回目以降はHAL ®腰タイプもプログラムに取り入れました。

HAL ®腰タイプでは、麻痺や併存病の脊柱管狭窄症から、腰背部の過緊張と体幹機能低下が認められたので、骨盤コントロールと起立練習から開始しました。座位で骨盤前後傾の練習を行うことでで、前後の重心移動を意識してもらいながら体幹の促通が図りやすくなりました。また、起立動作では腰が緊張してしまい、前屈時する傾向にあり、両下肢への荷重が不十分な場面が多くみられました。

HAL ®腰タイプと連動した動きを繰り返す中で体幹筋の賦活が促され、前方への重心移動と立位への移行がスムーズになりました。HAL ®腰タイプによりスッと楽に立位へ移行できる感覚があり、麻痺側の股関節の運動にもつながりました。

HAL ®単関節タイプでは、臥位や座位での肘屈伸運動がスムーズになったところで、HAL-SJ(上肢吊り下げキット専用スタンド)を使用しての運動を行っていきました。HAL-SJにより腕が上がった状態で運動を実施することで、麻痺側体幹や肩甲帯周囲筋群の賦活がさらに確認され、腕を上げる動作が少しずつ可能となってきました。

また、HAL-SJにより上肢を空間で操作ができることから、リーチ動作に伴ってコップを掴む・棒を振る・タオルで台を拭くなど、目的ある動作を多く用いられ筋収縮が誘発しやすい状態での練習ができてきました。経過の中でHAL ®単関節タイプとHAL ®腰タイプを併用することで、麻痺側体幹や肩甲帯周囲筋群の更なる安定化が促され、バランス能力の向上に繋がって行くのを感じました。

 

現在

現在も定期的に御来所いただき、HAL ®単関節タイプとHAL ®腰タイプを使ったプログラムに取り組んでいます。

HAL ®腰タイプ使用の際は徐々にレベルアップを図っており、ランジやバランス練習を行っています。

現在、自宅では杖なしで歩行することに挑戦できるようになっており、Time Up &Goのタイムの改善が認められました。

また、HAL ®単関節タイプではピンチ動作を加えながら実施しており、洗濯バサミをつまむ動作が可能となってきました。日常生活ではペットボトルの開閉時の補助手として掴んでおくなど日常生活でも使用できようになってきました。

福岡ロボケアセンターのスタッフより

これまでご来館ありがとうございました。Aさんが初めてご来館されてから早くも約10ヶ月が経過しました。

開始当初「孫の結婚式までに少しでもよくなっておきたい。」そう話されていたAさん。現在は、「今のうちにリハビリして、(感染症が落ち着いて)また旅行に行けるようになった時にどこにでも行けるようにしとかなね。」と新たな目標をお話してくださっております。

Aさんの常に前向きで、リハビリに対して一歩ずつ前進されている姿はとても頼もしく、私どもの励みでありました。そのような日々を共有できた事、大変感謝しております。

最近は、麻痺側の左手を日常生活で使える事が増えているそうで、「こうやってこの手(左手)でみかんを持って、ひとりでむけるようになったとよ」と嬉しそうに話されており、それを聞いていたスタッフも大変嬉しくなりました。

Aさん、いつでも積極的に楽しくリハビリに参加してくださり本当にありがとうございました。Aさんのご家族様におきましても、日々ご協力いただき、ご家族と一体となってAさんを後押しされている様子に感銘を受けました。皆様のご協力もあって私共の活動が円滑に進められたと感じております。誠にありがとうございました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

Aさんの新たな目標に向かって、スタッフ全員でサポートさせて頂きます!!

 

 

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