トップ > 読み物 > 症例紹介 > 【事例紹介7】50代脳出血片麻痺 HAL®プログラム〜杖無し歩行を目標に〜
本日は週に1~2回、HAL®90分プログラムを実施していますT様のプログラム事例をご紹介させていただきますので、是非ご覧下さい。
5m歩行:13秒(26歩) | ||||
TUG 左回り26秒 右回り26秒 | ||||
杖歩行(介助無し) | ||||
遊脚期時に下肢の分廻しあり |
T様は脳出血発症後に左片麻痺の後遺症が残り、入院時のリハビリでは杖無し歩行を目標に頑張っておりました。しかし目標としていた杖無し歩行には一歩届かず退院となり、退院後すぐに当施設にお問い合わせいただきプログラムを開始することとなりました。まずは歩行機能の回復を優先としていきたいというT様の強い希望もあり、体幹機能向上と歩行機能向上を目的としたHAL®90分プログラムを週に1~2回行うこととなりました。
T様は麻痺側である左側に重心を乗せる時間が短く、さらに左股関節と左膝関節を曲げる(屈曲)動作が不十分でした。
まず初めに重心移動への恐怖心を無くしていくため、座位での重心移動練習を行いました。
これは左右両方の坐骨に均等に重心を乗せた状態から前後左右に重心の移動を行うものです。
身体評価から苦手な動作を理学療法士と確認していき、毎日3つ~5つの自宅トレーニング種目に取組んでいただきます。
またピラティス器具であるチェアーを使用して、座位・立位バランスを保った中で股関節、膝関節を曲げる動きを練習していきました。これらをHAL®装着前に行うことで脳から身体へ送られる股関節や膝関節を曲げる信号(生体電位)を大きく出してHAL®を装着した時の効果を最大限に高められるようにアプローチしていきます。
HAL®が脳から身体に送られる信号(生体電位)を読み取り、動きをサポートしてくれるので、脳出血発症前の歩行パターンを再び確立させていきます。
実際にHAL®装着し30分ほど歩行しました。
「なかなか難しいけれど、少しずつ変化が見られて嬉しい」
「タクシーに乗った時に膝を曲げて自分の方に足を引くのが難しかったけど膝が曲がり引きやすくなった」
ご家族から見ても「以前はもっと膝を曲げるのに苦労しているように見えたけど曲げるのが楽になっているように見える」などお声をいただくことができました。
〈5m歩行〉
初回時: 13秒(26歩)
1ヶ月後: 10秒(23歩)
〈TUG〉
初回時(左回り)26秒
1ヶ月後(左回り)22秒
初回時(右回り)26秒
1ヶ月後(右回り)26秒
現在は杖無し歩行習得に向け、HAL®プログラム終了後にHAL®を外した状態でも少しづつ歩行練習を行っています。
麻痺側に重心を乗せて歩くことへの恐怖心が徐々に無くなり、麻痺側への重心移動が上手になってきました。
麻痺側に重心を乗せたあとの耐久力をさらに向上させること、そして膝や股関節の曲げ伸ばしの切り替えを
さらに上手く行えるようにプログラムを継続しています。
「杖無し歩行ができるようになりたい」
HAL®初回体験を受けてT様は「歩きたいと思う気持ちがさらに強くなりました」とお話ししてくださいました。
今後もT様の歩きたいという想いに少しでも近づけていけるようにスタッフ一丸となって頑張っていきたいと思います。
50代女性 脳出血(左片麻痺) 下肢HAL®プログラムによるアプローチ – YouTube
▶【事例紹介1】脳梗塞女性へのHALⓇによるプログラム事例 | (beyond-reha.com)
▶利用者様の声 ~その1脳梗塞・脳出血編~ | (beyond-reha.com)
▶利用者様の声 ~その2その他の疾患編~ | (beyond-reha.com)
▶利用者様の声~腰HAL®プログラム編~ | (beyond-reha.com)
①上記の緑のアイコンをクリック!
②[友だち追加]のQRコードから上記ORコードを読み取り!
③[友だち追加]のID検索から【@079kdcmu】を入力して検索!
LINE@にて、HAL®についてや施設の利用についてなど、お気軽にご質問ください。
施設スタッフよりお返事致します。
営業時間:平日10:00~17:00 土9:00~13:00
日常生活の再獲得からその先の笑顔へ
~自分の目標に向かうオーダーメイドリハビリサービス~
〒810-0022
福岡市中央区薬院1-10-5 1F
TEL:092-753-8450
平日10:00~17:00 土9:00~13:00
お問合せはこちら▶ビヨンド・リハビリ福岡スタジオ | (beyond-reha.com)